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TV番組制作に関する、分かりそうで分からない業界用語を集めました。
業界人を目指す人は必須単語です!

あご
食事のこと。ADのもっとも重要な雑用の一つで、どの飲食店・弁当を選ぶかでデキる業界人かどうかの評価が決まるともいわれる。
あし
交通費または交通手段のこと。「あご」と組んで「あごあし付き」(=食事・交通費付き)のように用いられる。
頭出し
VTRなど長手素材の最初の部分を機器にセットし、指定されたスタートマークに合わせてスタートの準備をすること。テロップなど静止画の最初の一枚をセットすることも頭出しという。
インサート
人物や物を紹介するための静止画。例えば、食事のシーンにカットインする料理をクローズアップした映像などもインサートと呼ぶ。紹介する人物や物が目立つよう照明をかなり当てるため、かなりギラギラと光って見える。
ガチンコ
一生懸命の意。転じて本当・本物の意としても使用される。もともとは、大相撲やプロレスにおける「真剣勝負」を意味する隠語である。
完パケ
「完全パッケージ」の略で、テロップや効果音などの編集をすべて終え、放送で流せる状態のビデオテープ。また、そのような形にして納品すること。
クール
期間の単位で、3ヶ月のこと。民放の連続ドラマやバラエティ番組のCM枠の販売単位が3ヶ月であることから。2クールで半年、4クールで1年になる。
ケツカッチン
後に別のスケジュールが入っており、終了時間が決められていること。カッチンは、「カチンコ」から来ている。
3掛け・5掛け・7掛け
モデルなどに支払うギャランティ。奇数で支払うのが慣例だが、最近では末広がりという意味合いで偶数の8掛けも存在する。なお9掛けがないのは、9=苦になるからと、9は3掛けであるから。
ジェネ/ジェネレーター
発電機の略。野外イベントの仮設機材の電源として使用する。
仕込み
用意するの意。調理用語の仕込むから転じて。
白完
テロップが一切入ってない状態の編集テープ。
地下アイドル
芸能事務所に所属していていないアイドルのこと。ファンとの距離が一般芸能アイドル人より「とても近い」ことから、最近はそれを「ウリ」にするアイドルもいる。
てっぺん
深夜0時のこと。時計の短針が示す位置が上(てっぺん)を向いていることから。
テレコ
「一つおきに」、「入れ替える」という意味。例えば、番組を毎週交互に放送する場合や、前後のシーンを入れ替える場合などに使う。もともとは歌舞伎用語で、2つの演目を交互に上演することからきている。
とっぱらい
ギャランティを当日に現金で払うこと。税金や事務所の取り分など、天引きなしで全額手渡しすることを意味することもある。
撮って出し
ほぼ編集を加えていない、収録したままのテープを放送すること。
バーター
「抱き合わせ出演」の意味。「束」を逆に読んだことから。
バミる
舞台の立ち位置をビニールテープなどでマークすること。転じて「予約する」「予定を入れる」という意味でも使われる。
ひな壇
トーク番組などで使用する、階段状の席。ひな祭りにおける人形飾りの段から。
平台
三尺×六尺、四尺×六尺などの大きさの木製の台。足と呼ばれる台の上に固定することで「ひな壇」ができる。
わらう
どかす、取り除く。「取っ払う」が変化したものと言われる。
ENG
Electronic News Gathering の略で、ハンディカメラやVTRなどを組み合せた電子ニュース取材システムの総称。日本テレビでは「EJ」と呼ぶ。